不動産売却の査定にご注意を!

info不動産売却の査定にご注意を!

不動産の査定の広告で、ここに査定してもらったら高く売れたという謳い文句を見かけることがありますが、査定金額はあくまでこのくらいで売れる可能性がありますよ、という値段であって、高い査定額を提示してもらったから、だから高く売れたなんてことはありません。

その広告のエビデンスなんて存在しないですからね。
根拠のない広告に振り回されないで!

そのような広告は、売り物件を集めたいという目的のためだけです。

特に「一括査定」はその最たるものです。
皆さんが登録した情報はだいたい6社ほどの不動産会社にデータとして一件1.5万円ほどで売られるのです。

そのデータを受け取った不動産会社は売却依頼を受注するために、他社の査定と差別化を図り、お客様に提案をします。
それも、、、
一般的に考えられる【相場=適正価格】の3割増しで。。。

当然、売主様の立場からすれば、高く査定金額を提示してくれた会社に心が引かれます。
そして高く査定金額を提示した会社に、売主であるお客様は売却を頼むことに。

けれど、通常の市場価格から3割も高い不動産は簡単には売れません。

じきに、一気に300万円も値下げ販売されるような個人が売主の不動産が出来上がるのです。
(↑本当にこれ、大手の不動産会社によく見られること。中小の不動産会社ではまず見ません。)
10年ほど前までは、そんなことは起きなかったんですよ。

不動産のプロとしては、特に地元で営業をしてきた不動産会社は、いかに【適正】な価格を提案するかがプロの仕事として大切なことでした。

査定という言葉の意味は、その不動産の本来の姿を金額に直したものです。

ところが最近は一括査定が世の中に出てきた影響で、本来の査定ではなく、高い根付けをして売主を釣るような活動のことを指すようになってしまいました。

賢明なお客様は騙されないでください。
営業マンの見かけだけではなく、提案の中身もちゃんとした不動産会社に依頼されることをおすすめします。

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